歯の痛みがある骨粗しょう症患者

患者背景

70代女性。高血圧、糖尿病で治療中。検診で骨密度低下を指摘され、整形外科を受診した。骨粗鬆症と診断され、本日より週1回のビスホスホネート(BP)製剤が開始となった。歯科治療について定期的な受診は行っていないが、最近痛みのある部分があり、近日中に行くつもりだったので処方医には歯科治療を受けていると伝えたとのこと。

薬剤師が行うべき対応は、どのようなものが考えられるか。

処方内容

週1回のビスホスホネート(BP)製剤 起床時

問.以下のうち、ビスホスホネート製剤が開始となった本患者に薬剤師が行うべき指導、対応はどれか。正しいものを選びなさい。

A. 処方医にかかりつけ歯科受診がないことを報告し、患者にかかりつけ歯科を決めてもらって医歯薬連携の開始を依頼する。

B. BP製剤の服薬アドヒアランスは、50%以上を保つことが重要であると患者に指導する。

C. 重篤な副作用の1つに顎骨壊死(MRONJ)があり、MRONJを予防するには、定期的な歯科受診と口腔内環境の維持が重要であることを指導する。

D. 歯科治療が予定されているのでBP製剤の休薬は必須であり、治療開始の中止を処方医に依頼する。

E.医科、歯科、薬局の連携が開始されたかを次回以降お薬手帳等を使って確認し、歯科受診の継続を確認する。

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