
患者背景
50歳代 女性
患者より相談を受けた。
「なかなか蕁麻疹が治らないので薬が増えました。けど、これを飲みだしてから眠くて眠くて。皮膚科の先生から説明を受けて、どうしても飲まないといけないとは分かっているのですが。」
患者にはアレルギーや併用薬はなく、2か月前から地図状の膨疹のため皮膚科受診を続け、慢性特発性蕁麻疹と診断されている。
処方内容
ビラスチン錠(ビラノア) 1錠 就寝前
オロパタジン塩酸塩錠(アレロック) 2錠 朝食後・就寝前
前回よりオロパタジン塩酸塩錠が追加となっていた。
問.正しいものをすべて選べ
- 慢性特発性蕁麻疹の治療には、原因物質と悪化因子を確定し、それらを除去することが大切となる。
- 『蕁麻疹診療ガイドライン2018』において慢性特発性蕁麻疹に二種類の第二世代抗アレルギー剤を併用することが推奨されている。
- 抗アレルギー剤において自動車の運転が添付文書上可能である薬は存在しない。
- 当該患者に眠気の副作用が出現している可能性があるため、主治医に報告し指示を仰ぐ必要がある。



コメント