在宅高齢糖尿病患者のシックデイ対応

患者背景

70代女性 在宅患者

居宅管理指導報告書より2型DM既往にて下記処方薬服用中。食欲低下あり嘔吐あったと処方要請時にクリニックから報告あり。家族からはDM薬の中止や減量の指示はないことを訪問時確認。脱水にて乳酸アシドーシス出現や低血糖の可能性も示唆されるため医師へ確認。手足の痺れ、だるさはなし。採血結果待ちにて腎機能等は未確認。

処方内容

トレシーバ注 8単位 1日1回寝る前
ジャディアンス10mg1錠 朝食後
メトホルミン500mg3錠 毎食後
グリメピリド0.5mg1錠 朝食後

その後の血液検査データ
BS:63㎎/dL
尿素窒素(BUN)31㎎/dL
クレアチニン1.1㎎/dL
空腹時Cペプチド:0.4ng/mⅬ

問.薬剤師の取るべき行動として適切なものをすべて選べ

  1. 患者は2型糖尿病である為、トレシーバは中止とする。
  2. 脱水、嘔吐の副作用がみられる為、メトホルミン、グリメピリドを中止又は休薬する。
  3. 炭水化物の摂取量は嘔吐をしていない時の食事量より減らすよう指導する。
  4. 高齢者の2型糖尿病患者は1型糖尿病患者と比べ、高浸透圧高血糖症候群を引き起こしやすい。

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