
患者背景
74歳 男性 以前より高血圧症で受診している患者。
4年前より血糖値上昇を認め、グラクティブ錠50mgが開始された。その2年後、HbA1cの数値が下がらず、デベルザ錠20mgが追加となった。(処方1)
デベルザ開始から1年後、処方2)が追加された。お薬手帳を確認したところ、1か月前に大学病院泌尿器科で抗生物質が処方されていた。患者は、
「尿の濁りが気になってね。かかりつけ医に相談したら、きちんと見てもらったほうが良いといわれ、大学病院泌尿器科を紹介された。今後はかかりつけ医に処方してもらえるようにと手紙をもらい、今日かかりつけ医に手渡したよ。」と話した。
それから5か月間、処方2)は毎月処方された。
処方内容
●処方 1)
バルサルタン錠80mg 1錠
グラクティブ錠50mg 1錠
デベルザ錠20mg 1錠
1日1回 朝食後 14日分
●処方2)
サワシリンカプセル250mg 3カプセル
オーグメンチン配合錠250SR 3錠
1日3回 毎食後 7日分
問. 次の記述から、この患者への対応として適切なものを全て選べ。
- 抗生剤重複について疑義照会を行う。
- 疑義照会を行い、他のSGLT2阻害剤への変更を提案する。
- 疑義照会を行い、SGLT2阻害剤以外の糖尿病薬への変更を提案する。
- 患者へ尿路感染症が悪化しないよう、水分をしっかりとるように指導する。



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