
背景
学校の養護教諭より相談があり、最近寒くなりインフルエンザなどの感染症も心配となってきたために、教室の空気検査を行ってほしいとの要請が学校薬剤師に対してありました。
ちょうど定期検査の時期でもあり、検査機器を使用して教室内の空気検査を行いました。
問1.教室等の空気検査の項目に関して正しい項目をすべて選べ
- 換気に関する検査として、一酸化炭素の濃度を用いる。
- 温度・相対湿度の測定に関しては、アスマン通風乾湿計のみ用いる。
- 教室の温度は18℃以上28℃以下で、相対湿度は30%以上80%以下が望ましい。
- 暖房としてFF式石油ファンヒーターを使用しているために二酸化窒素の検査は省略できる。
- 二酸化炭素の測定には、検知管もしくはNDIR式(非分散型赤外線吸収式)を用いることができる。
問2.測定方法・結果に関して正しい項目をすべて選べ。
- 二酸化炭素モニター使って外気を測定したところ200ppmだったのでそのまま教室の測定に使用した。
- 一酸化炭素の検査で、検知管を使用して検査をしたところ、何も変化がなかったので、報告書には。0ppmと記載した。
- 検知管にて二酸化炭素濃度を測定したところ、授業終了時には2000ppmだったので問題なしとした。
- 二酸化窒素の検査で、0.1ppmだったので問題なしとした。
- 気流の検査で、1.0m/秒を超えることがあるので、窓の開放の方法やエアコンなどのルーバーの向きなどを調整するように指導助言をした。



コメント